北総ニュータウン八街台は、八街市の最北部、富里市との境界辺りに位置する、山林の中を切り開いて造成された総区画およそ50区画程度の分譲地である。ところが例によってアクセスが悪く、最寄りの小学校まで子供の足では徒歩1時間近く掛かり(スクールバスはない)、子育てにまったく優しくないコンセプトのためかまるっきり住宅建設が進まず、グーグルマップの航空写真で確認する限り住宅はわずかに11戸。もはや「ニュータウン」の定義すら満たしておらず単なる集落であり、他はすべて更地のまま、今なお売地の看板が立てられている。
中には大手不動産フランチャイズである「ピタットハウス」の販促のぼりを掲げた売地もあるが、幹線道路から農道を抜けたどん詰まりのこの分譲地は、フラッと通りがかるような立地ではなくその宣伝効果は皆無に等しい。ただその分通過車両もないため非常に閑静で一種の隠れ里的な雰囲気があり、東関東自動車道の酒々井インターまでは4キロほどで八街市内としては比較的高速道路へのアクセスも良く、辛うじて路線バスで成田市内へのアクセスも可能なので、使い方次第では面白い土地になるかもしれない。
ちなみにここの売地のうち、広告に出されているものは30坪で100万円。坪3.3万円。この周辺ではそれほど安い方ではない。交渉の余地ありか。
なお余談ではあるが、地図に表示されている「yaneurat」さんは爬虫類の販売店らしい。普通の小売店が成立する立地とは到底言えないが、こういったニッチなお店であればあまり立地を選ばないので良いのかもしれない。
北総ニュータウン八街台へのアクセス
千葉県八街市八街は
- 東関東自動車道酒々井インターより車で13分
- 総武本線八街駅より八街市ふれあいバス北コース「駒場入口」バス停下車 徒歩16分
- 京成成田駅より千葉交通バス住野線「中沢新田」バス停下車 徒歩17分
コメント
自分も家が欲しいなと思い、たまに住宅物件を見たりするのですが、安いところとなるとやっぱり色々ありますよね。
駅から徒歩30分くらいまでなら歩きや自転車で通勤できますけど、雨や荷物が多い時、疲れている日なんかは苦労しそうですし、若い自分はいいとしても、親などは高齢者なのでバス以外での行動にこれから益々制限が掛かると思うと中々難しいものがあります。
しかし安くて良さそうなところと言うのは大抵車で〇分、良くて徒歩四十分と少しの距離であったりして、車の維持費やバス代なども気になってしまいます。
車の自動運転システムがフルオートで運転してくれるようになるのなら、老人の移動ももっと解消されるのでしょうけどね。
うひゃー最近買った家の近所です(笑。
家の周りは空き地と住宅が半々くらい。今まで岐阜のもっと田舎にも住んでましたが、住宅地に空き地がこんなにあったことは無いです。
造成して人が住んでないと、何とも言えない虚しさがありますよね。