登記簿

B級別荘地

天乙平第7期木戸浜分譲地

 僕が暮らす千葉県旧匝瑳郡光町(現・山武郡横芝光町)は、主に70~80年代に乱開発された別荘地が、今でもいたるところに残されている。「別荘地」と言っても、軽井沢や那須高原にある別荘地のように、入り口に管理事務所があって、管理会社が道路や...
欠陥造成地

偽造申請書と違反造成の疑惑 -紛糾する埼玉県白岡市・東伸団地-

  【2022年12月21日追記:原告の方の調査の結果、位置指定道路と宅地の位置関係について一部誤認があったので修正しています。(余計ひどい結果なのですが)】  動画チャンネルを開設して以来、取材依頼を受ける機会が増えてきた。興味深い案...
富里市

限界分譲地の隣地購入のお手伝い

 少し前の話になるが、富里市のとある限界分譲地に住む、僕のTwitterのフォロワーさんであるAさん(仮名)から、自宅の隣の空き区画(35坪ほど)を購入したいので、お手伝いをしてほしいとのお申し出を頂いた。おそらく70年代頃に開発された...
お知らせ

「ある開発業者の変遷」追記/「八街の放棄分譲地」に関する訂正

 先日(2022年7月13日)に、僕はYouTube上のチャンネルで『ある開発業者の変遷』と題した動画を一本投稿した。それは、現在も東京渋谷区道玄坂に自社ビルを所有している「長島商事株式会社」というかつての開発業者が、千葉県や山形県に展...
放棄住宅地

東金市滝沢 埋もれた廃分譲地(物理)

 先日YouTubeで公開した動画のコメント欄で、視聴者さんより、「昔と今の航空写真観てたら、東金市滝沢の日吉神社南に、舗装された造成地っぽい所があり、現在は森になってます」との情報提供を頂いた。もしご存知でしたら話をお聞きしたい、と仰って...
旧光町

所有者不明土地特別措置法・その後

 先日「所有者不明土地特別措置法」の記事において、僕は、自宅の向かいにある、解散した法人名義の公園跡について、横芝光町役場の環境防災課に、現在の所有者(権利者)への連絡を依頼したところまでお伝えした。今回、その件について役場側より返答が...
原野商法

横芝光町遠山 入口を塞がれた放棄分譲地

   巷で一般的に言われる「原野商法」の土地というものは、単に公図上でのみ、あたかも住宅地であるかのように分筆・区画割りがしてあるだけで、現地では一切の造成工事も行なわれていない原野や山林のままであるのが通例である。図面上では住宅地のよう...
成田市

成田市小野 竹林に破壊される放棄住宅地の再調査

 すでにお知らせなどでも通知しているが、僕は今回、改めて動画チャンネルを創設し、放棄分譲地の紹介動画を作成して公開した。これまで人から奨められる機会はあっても、積極的に取り組むこともなかった動画作成を、ここに来て突然始めた理由は、色々な...
放棄住宅地

横芝光町母子 欲望が渦巻いた水田地帯の放棄分譲地

 北総に限らず現代の郊外や地方部では、旧来の市街地が商業地としての求心力を失う一方、幹線道路沿いなどに残されていた、元々水田などの農地だったところに大型の商業施設が進出し、その周辺に新たな市街地や住宅地が形成される光景がごく一般的なもの...
旧光町

所有者不明土地特別措置法

 先日、僕はサブブログにおいて「鉄クズ買取」と題した一本の記事を公開した(現在は非公開)。それは、僕の自宅の前にある、今は解散して存在しない法人名義のまま放置されている公園跡地を整備した際、不法投棄されていた金属ゴミを買取業者に持ち込ん...
旧サブブログ: 海辺の限界分譲地

謎の排水溝

 秋頃の話になるが、僕の妻が庭(と言うより、借家の隣りにある僕が購入した更地の区画)の草むしりをしていたら、雑草や土に埋もれていて見えなくなっていたマンホールのフタを発見した。  この土地は、分譲当初から今日に至るまで建物が建てられた...
旧サブブログ: 海辺の限界分譲地

持ち主のいないゴミ捨て場

 我が家のすぐ前にはゴミ集積場の区画がある。規模の小さなミニ開発分譲地は、そういった日常生活に必須のごく基本的な設備すら省いていることも珍しくない中、ここの分譲地はゴミ捨て場の他に公園(跡地)もあり、まあまあ及第点と言える。  4世帯しか...
旧サブブログ: 海辺の限界分譲地

放棄区画

 我が家のある分譲地の総区画数は43区画。家屋は7戸で、我が家も含めて4戸が常住、1戸が別荘として利用中、残りの2戸は、一応別荘や会社の保養所のはずなのだけど、僕も妻も、近所の人も、実際に使われている光景は一度も見たことがなく半放置状態だ。...
山武市

「貸家の供給過多」のその後

 これまで投稿してきた記事の中で、通常より大きなアクセス数を頂けたものはいくつかあるのだが、その中でも特に反響の大きかった記事のひとつが、2018年9月に投稿した「貸家の供給過多」である。これは、山武市の板中新田にある限界分譲地に、わず...
成田市

ビバランド団地(成田第6北総ハイランド)

 投稿の順番が前後したので初回の記事ではないのだが、当ブログで第1回目の訪問記事として作成したのが、旧下総町(現・成田市)にある「ビバランド団地」である。この団地は、最初の紹介記事でも言及したように『都市をたたむ』(饗庭伸著・花伝社)で...
B級別荘地

サンハイツ白樺の里(旧磯村建設別荘地)④ 区分所有の2階建て木造アパート

 さて、ここまでは主に、サンハイツ白樺の里の別荘地内に残された、磯村建設自身が運営していた集客施設の紹介を行ってきた。レストラン跡、バーべキュー場跡、ローラースケート場跡、テニスコート跡、会員制宿泊施設と、そのいずれもが既に使われること...
B級別荘地

サンハイツ白樺の里(旧磯村建設別荘地)③ 共倒れの会員制リゾート施設

(前回からの続き)  続いては、前回の記事で紹介したテニスコート跡の東隣、既に深い雑木林と化した敷地の奥で、ひときわ巨体な廃墟となって異様な姿を晒している「ビラ軽井沢」なる施設の踏査を行うことにした。名称からして既に騙す気満々なこの「...
B級別荘地

サンハイツ白樺の里(旧磯村建設別荘地)② 保全処分のまま放置されたレストラン跡

(「序」からの続き)  では、実際に鬼押出し園側の入り口からサンハイツ白樺の里に進入してみることにした。入口からしばらくの間は、木立の合間に切り開かれた直線路が続く気持ちの良い道だが、やがて頭上に「白樺の里 管理事務所」と書かれたアー...
B級別荘地

サンハイツ白樺の里(群馬県嬬恋村・旧磯村建設別荘地) 序

 このブログをお読みいただいている読者の方は、おそらく「磯村建設」という開発業者の社名を、一度は耳にしたことがある方も多いと思う。僕自身も、これまで磯村建設については、名前こそ知っていたものの深く掘り下げる機会はなかったので、あるいは僕など...
放棄住宅地

茂原市弓渡 詐欺の道具として使われた分譲地

 先日、僕は「限界分譲地に跋扈する違反業者」の記事の中で、かつての原野商法の被害者だけでなく、一応は住宅用地としても使われている限界分譲地の不在地主もまた、不誠実な業者のターゲットにされてしまっている実情をお伝えした。長年塩漬けにした分...
原野商法

限界分譲地に跋扈する違反業者 後編

※前編からの続き  昨年の末頃の話になるが、成田市内のとある分譲地に位置する物件を所有する僕の知人の元に、東京都中央区に本社を構える不動産業者のA社からパンフレットが届いた。複数の土地家屋を所有・管理する知人は、これまでにも前編で紹介した...
原野商法

限界分譲地に跋扈する違反業者 前編

 1970年代に横行した、都市部から遠く離れた無価値の原野や山林を、あたかも未来の開発予定地であるかのごとく装って分譲・販売し、多くの被害者を出した原野商法。人跡未踏の原野に託した資産形成の期待は大きく裏切られ、今や所有地の訪問は言うに及ば...
B級別荘地

山武市小松  崩壊間際の旧別荘地

 先日、当ブログ記事でもお伝えしたように、山武市は市町村別魅力度ランキングにおいて最下位の座を獲得し、早速にわかにメディアの注目を集め、テレビニュースでも特集が組まれることになったのだが、その際、山武市内の知られざる魅力として挙げられていた...
旧光町

限界分譲地の使い道を模索する④

 前回の記事で僕は、本来は物置用地として取得した分譲地に、結局貸家を借りて住まいを確保したことをお伝えした。既に述べたように、これは当初はまったく想定していなかったことで、したがってこの物置用地は、元々は単なる売値の安さと、周辺の家屋の...
B級別荘地

大洋村別荘開発小史 ーキョーエイランド興亡記ー

 1970年代の後半より、バブル崩壊後の90年代初頭にかけて、全国に類例を見ないほどの無秩序な別荘地の乱開発が進められてきた茨城県旧鹿島郡大洋村。それは開発ブームのさなか、次々と村外業者の手に渡った山林が、折からの別荘ブームに乗じて首都...
原野商法

【資料】開発ブームに紛れた「原野商法」 (読者様提供情報) 2020年7月5日加筆更新

 当ブログにおいて紹介している、千葉県の限界分譲地の多くは1970年代の開発・分譲である。実際に造成工事が開始されたり、また宅地として一般の住宅取得者に利用されるまでには分譲地によって違いがあるが、事業の計画自体は、多くが開発ブームに沸...
B級別荘地

【番外編】茨城県鉾田市 旧大洋村の廃別荘地

 当ブログは、基本的に僕が居住する千葉県の、主に成田空港周辺と九十九里平野に残る古い旧分譲地の紹介をしているものだが、それらの分譲地の情報源のひとつが、アットホームなどの物件情報ポータルサイトである。  すなわち、限界分譲地を盛んに扱う特...
良好な住宅地

はにわ台団地/ハニワ台ニュータウン

【はじめに】  この記事は、当ブログの開設間もない時期に作成した古いものですが、先日、コメント欄にて、当団地の住民の方から、記事内におけるいくつかの錯誤のご指摘を頂きました。改めて読み直してみると、その錯誤を修正するには、事実上書き直しに...
旧光町

限界分譲地の使い道を模索する

 当ブログでは、これまで千葉県の郊外に散在する、ほとんど需要のなくなった「限界分譲地」に的を絞って探索してきた。それらの分譲地は、もちろん当初から住宅用地としての利用を想定して開発されたものもあるが、既に繰り返し述べてきたように、多くの場合...
成田市

成田市臼作 無住の放棄住宅地の再調査

 先日、成田市内の分譲地の開発許可の概要を調べに成田市役所に赴いた際、元々は別の分譲地の開発許可を調べに行ったのだが、開発許可案件の一覧に、以前紹介した、成田市臼作の放棄分譲地の開発許可が記載されているのが目に入った。臼作の放棄分譲地といえ...
八街市

八街「危険空き家」レポート

 「空き家対策特別措置法」が施行されて以降、ニュース番組等で、老朽化し倒壊の恐れのある危険な空き家が、行政によって除却される事例の報道を目にする機会が多くなった。その多くはこれまでにも屋根材や外壁の落下事故、悪臭や不法投棄、果ては不審火など...
八街市

八街市八街へ  光が丘タウンと建築不可の分譲地

 光が丘タウンは、八街駅から国道409号線を南下することおよそ4㎞。総区画数200~300程度の、市内では中規模程度の分譲地である。ここは集中井戸、集中浄化槽を備えた分譲地で、僕は八街で貸家を探す際、ここの団地の貸家も紹介されたのだ...
匝瑳市

原野商法の土地の特定は可能なのか

 全国の都市近郊で宅地の乱開発が進められていた1960~70年代、大きな社会問題となった原野商法。地方の、ほぼ無価値に近い原野や山林を、あたかも大規模な開発予定地であるかのごとく騙って、公図上で細かく分筆しただけの見せかけの分譲地を法外...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました