近所のゴミ

　我が家の近所には所々に不法投棄のゴミがある。バイクも1台捨てられている。誰が捨てたのだろうと思っていたら、どうやらうちの家のすぐ近くにある別荘の、前オーナーのおっさんが捨てていったものらしい。

　同じ分譲地に住むお母さんが言うには、このバイクは元々その別荘の駐車場に置いてあったものだそうだ。バイクの他にも、その別荘の隣の放棄区画に、腐った工具やらプラレールやら、なんだかよく分からないガラクタが山のように積み上げられていて、それも全部そのおっさんのものらしい。別荘はしばらく前に売りに出されてオーナーが変わり、そのおっさんがここに来ることはもうない。手の込んだ不法投棄である。

　バイクは迂闊に手を出すと盗難車と疑われる危険があるので今のところ放置しているけど、放棄区画のガラクタは、衣装ケースに腐った水が溜まってしまって不衛生だし見た目も悪いので、少しずつ撤去していくことにする。とりあえず工具類をよけておいた。もちろんすべて錆びついており、電動工具は故障していてまともに使えるものはひとつもない。順次処分していこう。