楽待不動産投資新聞『限界分譲地の価値が「私設水道」でさらに下落する理由』を寄稿しました。

お知らせ

 表題の通り、定期的に記事を寄稿している楽待不動産投資新聞さんの新記事が公開されました。今回の記事は、当ブログでもしばしば言及している「集中井戸」「集中浄化槽」が抱える問題です。

『限界分譲地の価値が「私設水道」でさらに下落する理由』(楽待不動産投資新聞)

******

 公営水道が総合的に判断して最も優れているのは言うまでもないが、多くの限界分譲地は、もはや下水道の配備など望むべくもない立地だし、今日の人口動態を考えれば、今さら僻地の分譲地まで上水道が網羅されることにも期待できない。僻地の分譲地で暮らし続ける限り、個別井戸・浄化槽か、あるいは集中井戸・浄化槽か、いずれかを選択するしかないわけだが、どちらも一長一短と言うしかないもので、しかも「短」の問題が両者ともあまりに厄介である。

 このブログにおいても、結局どちらが良いのか、ずっと結論も出せないまま先送りにしてきた問題だったが、今回の宮城県の事例で、この問題に一つの解答が出た気がする。小規模な集落水道レベルならまだしも、多くの限界分譲地は分不相応なスペックの水道設備を抱えており、これをそのまま今後も維持し続けるのはもはや合理的な選択とはいえないだろう。

 

コメント

  1. 関ジャニ衛陶 より:

    八街市の例

    八街市駅前の下水道、千葉市美浜区磯辺(ナンパ橋付近)で処理されている現場、キャパシティが難しいかもしれません。集中浄化槽更新 コミュニティプラント 集落排水が妥当かもしれません。

    千葉県は都心部 流域下水道(浦安市 市川市 流山市 鎌ケ谷市 松戸市 野田市)合流式下水道(船橋市)分流式下水道(習志野市 千葉市)です。合流式下水道、台風の日 東京湾にタレ流しです。船橋市のやり方、あまり好きではない。

    • 関ジャニ衛陶 より:

      下水道代金

      千葉県公共下水道代金、排水溝にメータ付けず 上水道値段2倍で払う。お風呂で、誤差出るかと。

      船橋市下水道の掟

      下水道工事⇒船イラストマンホールが、完備されたら 汚水処理場 集中浄化槽
      合併処理浄化槽 汲み取り便槽撤去しないと、浄化槽管理費+下水道代金(上水道値段)取られます。東京都 さいたま市も同じ。 

    • 関ジャニ衛陶 より:

      浦安市

      ディズニーリゾート ランド シー イクスピアリ モノレール ホテルは、自前の集中浄化槽で賄う。流域下水道は、使わない。

    • 関ジャニ衛陶 より:

      愛知県内

      住宅地10件に、一基のコミュニティプラント地域がありました。ヒント 〇〇市八木の地域でした。造りは、集中浄化槽そのものです。愛知県下水道事業の委託みたいです。

  2. 関ジャニ衛陶 より:

    白子町

    茂原市の分流式下水道 集落排水とかわり、空気圧で下水を送る真空式下水道が発達しております。ホテル 学校 民家の下水道、3箇所に分けて 集中浄化槽風建物で処理しております。コミュニティプラント 集中浄化槽の仲間にしている。

    下水道代金、千葉市より高い4000円代であるが、サーファー(別荘)住人は、汲み取りより歓迎している。

    西武不動産

    御宿の建て売り、集中浄化槽物件だが堤ブラザーズ&西武鉄道軟弱体質で仲間入りしそう。

    上総一ノ宮近隣

    一ノ宮村が建てた集中浄化槽があるらしい。

  3. YY より:

    こんにちは、お久しぶりです。いつも動画を楽しく拝見しています。
    さて、Twitterの方でお困りの様子でしたので、私に分かる範囲で「し尿処理」について、できるだけ簡単に御説明します。
    法律では、人間の大小便をし尿(しにょうと読む。漢字では屎尿と書く。)と言います。し尿は、不要なもの=廃棄物に該当するので、市町村が廃棄物処理法に従って適正に処理するよう定められています。
    「廃棄物処理法」は、現在は環境省所管ですが、かつては厚生省所管でした。今でこそ廃棄物問題は、燃やしてダイオキシンが出るとかマイクロプラスチックが海を汚染するといった環境汚染問題が中心になりましたが、かつてはごみやし尿の不適切な処理による疫病の蔓延が大問題だったからです。
    「疫病の蔓延」は人間が密集している都市部ほど深刻な問題になります。また、都市部では生活雑排水(風呂や台所の排水)や雨水の処理も問題になります。そのため、都市部の市町村は下水道法に従って公共下水道を整備して処理をします。(ちなみに、下水道法は国土交通省(旧建設省)の所管です。)都市化が進み下水道が敷設供用された地域では、し尿や生活雑排水は下水道に流さなければならないことが下水道法に定められています。既存の便所を下水道に繋がずに使い続けることは許されていません。より衛生的なし尿処理ができる状況でそれを選択しないのは「公共の福祉に反する」からです。

  4. YY より:

    (続き)下水道は、し尿+生活雑排水と雨水を分けるか合わせるかで「分流式」「合流式」に分かれます。「合流式」は古い方式で、私の住む千葉市の一部や、船橋市の下水道が該当します。なお「分流式」と「合流式」の下水は性状が異なるので混ぜて処理することができません。
    千葉県北西部のように都市化がさらに進んだ地域では下水を処理する施設を市町村ごとではなくまとめて県が整備する方が効率的です。県がまとめて整備するものを流域下水道といいます。県北西部の市の公共下水道は大体流域下水道につなげていますが、「合流式」で整備された地域の下水道は「分流式」の流域下水道につなぐことができません。
    下水道をつくるほどではないがそれなりに人間が密集している地域では、廃棄物処理法に基づき、市町村が水洗便所のし尿と生活雑排水を管渠で集めて処理する「し尿処理施設」(コミュニティプラント(コミプラ)と呼ばれる)を設置することもあります。コミプラや「し尿浄化槽(後述)」は廃棄物処理法に基づく施設なので、下水道と異なり雨水を扱いません。

  5. YY より:

    (続き) 人間が密集しない田舎では、下水道やコミプラを敷設しようとしても、管渠の工事や維持管理の費用が高くつくばかりで処理効率が上がりません。でも、田舎に住む人だって汲み取り便所で我慢し続けるのは嫌ですよね。下水道やコミプラがなくても便所が水洗にできるよう開発されたのが「し尿浄化槽」で、「廃棄物処理法」にて「し尿浄化槽」の使用が認められています。
    つまり、下水道やコミプラのない地域では、汲み取り便所(簡易水洗含む)にして溜まったし尿を定期的にバキュームカーで汲み取ってもらうか、し尿浄化槽を設置した水洗便所にして溜まった浄化槽汚泥を定期的にバキュームカーで汲み取ってもらうことになります。(山小屋などではコンポスト便所といって、し尿とおがくずを混ぜて堆肥化させる仕組みのものを使っている場合もあります。)
    「し尿浄化槽」の仕組みですが、内部がいくつかに区切られていて、水洗便所から流れ込む水とし尿を、まず「嫌気性細菌」に分解させ、次にブロワーで空気を送り込みながら「好気性細菌」に分解させて、最後にペレット状の塩素剤で消毒した上澄みを排水します。槽の内部には細菌の死骸やトイレットペーパーのカスなどが汚泥として溜まります。初期の「し尿浄化槽」には生活雑排水を入れられませんでした(単独浄化槽といいます。)が、生活雑排水も一緒に処理できるタイプ(合併浄化槽といいます。)が開発され、現在は、合併浄化槽のみ設置が認められています。
    「し尿浄化槽」の管理が悪いと細菌が死んでしまい未処理の水とし尿が流れ出して公衆衛生上の大問題になるので、「浄化槽法」という専用の法律にて構造や設置や管理や清掃について細かく定められています。
    浄化槽法では、し尿浄化槽を適正管理させるために「浄化槽管理者」を置く(保健所に届け出る)ことが定められています。吉川さんが取材した住宅団地の集中浄化槽や、農林水産省が農村(漁村)の振興のために補助金を出している「農村(漁村)集落排水施設」は、組合を作って浄化槽管理者として届け出ている「し尿浄化槽」です。
    以上、長々と失礼いたしました。

タイトルとURLをコピーしました