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B級別荘地

八街市山田台 小屋とタイニーハウスの分譲地

 八街市の山田台は、八街市の最南部に位置する旧開拓地の1つである。「山田台」という地名は、元々東金にある「山田」地区に近接した丘陵上の台地に切り開かれたことに由来するもので、近年開発された新興住宅地によくある「〇〇台」よりはずっと古...
成田市

日豊しもふさ緑が丘団地

 日豊しもふさ緑が丘団地は、以前紹介した成田市成井のビバランド団地の少し西に位置する、総区画数200~300程度の住宅団地である。造成時期もビバランドとほぼ同時期で、分譲後しばらくは住宅建築がまったく進まなかった点も同様だ。団地の読...
成田市

成田市臼作 無住の放棄住宅地

 千葉県には、これまで紹介してきた限界ニュータウンとは別に、「放棄住宅地」と呼ばれる、住宅の建築はもちろん、宅地の販売そのものも事実上凍結状態にある旧分譲地が散在している。10~20区画程度の小規模な放棄住宅地は、軽く調査していれば...
八街市

イーストブルータウン八街

 イーストブルータウン八街は、八街駅から南西におよそ3㎞。江戸時代は「東吉田村」と呼ばれた、旧川上村エリアの東吉田地区にある。川上村は1954年に当時の八街町に吸収合併されて消滅したが、町域の大半が明治以降の開拓地である八街町に対し...
八街市

未公開写真と探索こぼれ話

 Twitterでは既にお知らせしているのだが、僕は現在私用で千葉を離れていて、限界ニュータウンの探索ができない。そこで今日は「こぼれ話」などと勿体ぶったタイトルで、さもここでしか聞けないような裏話であるかの如く装ったうえで、本来ならばブロ...
八街市

限界ニュータウンのコミュニティ

 田舎へ移住した失敗例としてよく挙げられるのが、近所付き合いの濃密さに馴染めないことである。確かに一般的に都市部と比較して農村においての人間関係は狭いコミュニティの中で繰り広げられるものであり、それも数百年も続くような古いコミュニテ...
放棄住宅地

東金市極楽寺 建築途上で放棄された建売住宅

  東金市の極楽寺は、八街駅から南におよそ4㎞。八街市と東金市、山武市の境界に位置する古くからの農村地帯である。この辺りは3市の市境が複雑に入り組み、飛び地もいくつか見られるが、東金の市街地からは遠く、住民の多くは日常の買い物などは八街...
山武市

湘南台団地  イメージ地名と古の小字

 このブログで紹介している団地は開発時期が古いので、あまり凝った名付けがされているものはないのだが、近年開発された新しい住宅団地は、マンションの名前同様、妙に凝っているものが多い。  〇〇ニュータウン、などという名前はもはや時代遅れな...
山武市

むつみ台団地/火野口台団地

 前回紹介した山武市横田の森の中の分譲地を、更に最寄のバス停から遠ざかる北東方向へ進んだ先にも、より一層寂れた誰得ニュータウンがある。  元々快速もほとんどなく(早朝1本のみ)、不便で都心までの通勤には不向きであるとの評判である総武本...
山武市

山武市横田 森の小路を抜けた先の小さな分譲地

 山武市の最北部に位置する横田地区。人知れず山武市のコミュニティバスの路線も姿を消し、交通手段は乗り合いタクシーに切り替えられ、もはや建売販売の業者からも忘れられつつある寂しい分譲地がポツポツと点在する。住宅の数より、更地に掲げられた草...
山武市

のび太のパパはどんな土地を見てきたか

 漫画『ドラえもん』の第12巻に掲載されている「ゆうれい城へ引っこし」の回の冒頭は、のび太のパパが、土地か建物かの描写はないが不動産の下見を終えて帰宅するシーンから始まる。「どうでした?」と聞くママに、浮かない顔で「ちょっとね…」と不満...
八街市

八街市朝日 更地が沈下する分譲地

 北総台地上に位置する八街市は、比較的地盤が強固な土地として知られる。確かに地震が発生しても、八街だけ周辺地域より震度が1くらい低いことがあり、先の東日本大震災でも、八街市内においては瓦屋根に多数の被害が発生した以外は、これといった被害...
限界ニュータウン探訪

限界ニュータウンの賃貸物件と駐車場問題

 千葉の限界ニュータウンの不動産を、買うのではなく、借りて住む場合、地方の農村のように人づてを頼らないと物件が見つからないということはなく、基本的には都市部のそれと変わらない。仲介業者に物件を案内してもらい、入居費用を支払って借りる、と...
山武市

山武市沖渡 建築途上で放棄された建売住宅

 山武市の沖渡(おきわたし)は、旧山武町の中心部であった日向駅周辺よりも、八街駅の方が近い立地にある、八街と山武の境に位置する地区である。八街側にも同名の地区が存在するが、これはまだ交通の発達していなかった昭和20年代、当時の日向村(現...
八街市

八街市沖 役目を終えつつある最果ての分譲地

 八街市の沖地区は、総武本線の八街駅からおよそ9km。江戸時代は「小間子牧」と呼ばれた野馬の放牧地だった荒れ地であり、明治維新以降、職を失った士族などの窮民対策事業として開墾が進められた旧開拓地の一つである。今日でも平坦な台地上に広大な...
限界ニュータウン探訪

限界ニュータウンの中古住宅は安いのか?

 アットホームやホームズといった不動産物件のポータルサイトで、千葉県の中古住宅を「価格の安い順」に並べ直してみると、ほとんど廃墟に近いような築古のボロ家に混じって、妙に外観がきれいな、築20年~30年程度の中古住宅が、300万円程度から売り...
旧光町

横芝光町宮川 川沿いの忘れられた分譲地

(2018年6月8日追記)  コメント欄よりご指摘を受けていますが、この記事には事実誤認による誤った情報がいくつか含まれております。追記として訂正もしてありますが、再調査も行っておりますのでそちらも併せてご覧いただければと存じます。 ...
成田市

外記林団地

 外記林団地は、あしかば団地の北、丘陵上に広がる広大な畑の中にある。「外記林」とはこの辺りの字で、「げきばやし」と奇妙な読み方である。(注;コメント欄より読者の方から情報をいただき当初の記述より訂正致しました)  公立の小中一貫校であ...
成田市

あしかば団地

 あしかば団地は、成田線の滑河駅からおよそ4㎞、谷津田に面した丘陵の斜面上にある。漢字では「芦ヶ場」と表記するようだが、団地名は平仮名で表記されている。区画数は、航空写真で見る限り造成当初は100区画前後に区画されたと思われるが、未...
限界ニュータウン探訪

限界住宅地の上下水道

 いくつかの限界ニュータウンの探訪記事の中で、僕は何度か、住宅団地内の排水設備などの話に触れている。こうしたインフラ設備は、千葉の限界ニュータウンへの居住を考える上では、切っても切り離せない重要な問題である。  もともと八街や富里、成田近...
神崎町

清和団地

 清和団地は、先に紹介した成田市の「リバティヒル500」からほど近いところに造成された分譲地であるが、ここは神崎町域に属する。もともと成田空港より東側に位置する限界ニュータウンはすべて、旧下総町や旧大栄町など、未線引き自治体であった旧自...
山武市

山武市埴谷 封鎖された密林の分譲地

 先に紹介した「山武市埴谷 北向き急斜面上の分譲地」からほど近いところに、もう一つ、全く住宅の建設が進んでいない、ほぼ無住の分譲地がある。藪に覆われた細い急坂を登り切ると、山林に囲まれた区画数60ほどの分譲地が現れるが、不可解なことに進...
成田市

にっぽり団地

 にっぽり団地は、成田駅から空港を超えておよそ12km。旧大栄町の東関東自動車道からほど近い丘陵の先端にある、総区画およそ100区画程度の小さな住宅団地である。自治会名やバス停では平仮名表記の「にっぽり」だが、漢字では東京の同名の地名同...
山武市

山武市埴谷 北向き急斜面上の分譲地

 北総の分譲地は空地が目立つものが多いが、中には、地価狂乱のバブル期にすら見向きもされず今日までに僅かに1~2戸しか住宅が建設されず、残りの空き地は荒れるに任せているような分譲地がある。「人口減」とか「都心回帰」とかそんなことは一切関係...
山武市

山武市埴谷 雑木林に覆われた分譲地

【追記】2023年1月現在は、当分譲地は周辺の雑木林の伐採が進み景観が大きく異なっています。  山武市は北総地域の中でも、小規模なミニ分譲地が乱立する自治体の一つである。旧山武町時代に、森や雑木林を切り開き、あるいは田んぼや沼を埋め立...
成田市

リバティヒル500

 リバティヒル500は、成田駅から北東におよそ15km。神崎町との境に位置する、団地名と航空写真から判断して総区画数およそ500程度の中規模な分譲地である。先に紹介したビバランド団地同様、こちらのリバティヒルも、周囲は田畑や丘陵の他...
八街市

北総ニュータウン八街台

 北総ニュータウン八街台は、八街市の最北部、富里市との境界辺りに位置する、山林の中を切り開いて造成された総区画およそ50区画程度の分譲地である。ところが例によってアクセスが悪く、最寄りの小学校まで子供の足では徒歩1時間近く掛かり(スクー...
限界ニュータウン探訪

放棄されるバブルの残骸 北総空き家事情

 昨今、盛んに取り上げられる空き家問題。利用もされず、かと言って売買されることもなく放置された空き家は日本全国に増加している、と言われる。ここ北総エリアでも空き家を見ることは珍しくない…と言うか、どの住宅街にも必ずと言っていいほど、雑草が繁...
成田市

ビバランド団地

 当ブログでは、僕自身の土地探しと並行して、主に成田空港周辺の市町村の限界ニュータウンを中心に紹介していく予定で、第1回目である今日は、成田市の郊外にある典型的な超郊外住宅地である「ビバランド団地」を紹介したい。  ビバランド団地...
八街市

八街市朝日 廃屋と空き家に挟まれた売地

 総武本線の八街駅から徒歩でおよそ40分。八街市朝日の農村部にポツンと切り開かれたミニ分譲地の売地。鬱蒼とした茂みに囲まれた静かな住宅地だが、鬱蒼としすぎているためかほとんどが空地で、大雑把に数えても20区画程度はあると思うが住宅は...
限界ニュータウン探訪

「超郊外」の限界ニュータウン

 半年ほど前、僕はそれまで住んでいた東京の貸家を引き払って、千葉県の八街市に引っ越してきた。引っ越しからしばらくは、八街から都内まで自家用車で超長距離通勤する日々が続いていたが、このたび、晴れてこのエリアで転職先が見つかり、これまで片足...
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